14階建ての9階

設計者です。

今回はなぜオーナーさんがこのマンションに決めたのかその理由を書いていきたいと思います。

 フォルム綱島クレスタワーズは2棟あり、中間部分にエントランス棟(2階建て)があり、右に行くと壱番館(18階建て)、左に進むと弐番館(14階建て)となっており、本物件は弐番館の9階です。

 現在も複数の中古物件が同マンションで売買されていると思いますが、購入当時もどちらの棟、何階にするのか迷っていました。その中でこの部屋に決めた理由の一番は「南東面」という日当たり条件でした。日当たりの悪い部屋はどんなにお金をかけても日当たりを良くすることができません。よって、方位はオーナーさんはとても重視していましたし、実際に住んでみて、とてもよかったと言ってました。日当たりの良さは工事中に私自身も含め実感しています。さらに工事中に職人さんからの意見でもあったのですが、「風がよく通って気持ちいいんだよね。だからお昼に弁当を食べると気持ちよくて昼寝しちゃうよ」とのこと。さらに、眺望も良いのです。東側には遮る建物がなく川崎方面が見えるのですが、羽田空港から離着陸する飛行機が小さくみえ、眺めていて飽きない景色でした。


 さらにさらに、建築構造設計者さんによると、建物は地震時に建物は上の階にいくほどムチ振り状に揺れが増すそうで、14階建ての9階というのは揺れがある程度少なく、景色や採光が確保できるちょうどよい階だとのこと。 もちろん他の階が構造的に不安というわけではなく相対的な話ですが。立地もありますが、同マンション内でもどの部屋にするのかは決めるの迷いますので、こうした知識が何かの決め手になるかもしれませんね。

ー豊かな自然環境と都市の利便性が両立できる生活拠点ー

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